月間アーカイブ: 2017年11月

2017-11-29  中 学 校 高等学校 11月28日(火)放送礼拝メッセージ「人に仕える」

ヨハネによる福音書13章1-5  「人に仕える」
学院宗教主事 樋口進

イエスは、十字架にかけられる前の晩、弟子たちと食事をされました。
これが、「最後の晩餐」と言われているものです。
今日の記事は、この最後の晩餐の席でイエスが弟子たちの足を洗われたという話です。
この当時、足を洗うというのは、召使いの仕事でした。
お客を食事に招くとき、お客が食事の席に着く前に、召使いがまず、お客の足を洗ったのです。
従って、食事の席で足を洗うということは、身分の低い人のする事だと考えられていました。
しかし、先生であるイエスがこの人に仕える仕事をされたから、皆びっくりしたでしょう。
これは、弟子たちに人に仕えるということを身をもっておしえようとされたのです。
しかし、そういうことは誰もやりたがらないことです。

誰もやりたがらないことをする。
これは、難しいことです。
ノーベル平和賞を受賞したインドの聖人マザー・テレサは、「誰にでも出来ることをしただけだ」と言いました。「しかし、それを誰もしなかった」とも言いました。それでは、どんなことをしたのでしょうか。
それは、死に行く人の手を握る、ということでした。

そのきっかけはこうでした。
彼女はあるとき、インドの道ばたに倒れている一人の男の人を拾い上げ、自分の家に連れて行き、静かに見守ったのです。その人は最後にこう言いました。

「私はずっと道ばたで動物のように生きてきました。でもいま、私は天使のように死んでいくのです。愛され、大切にされながら。」

そう言って美しいほほえみを浮かべて亡くなった、というのです。
そこで彼女は、こういう人に寄り添うということをされました。
これは特別なことではありません。
しようと思えば、誰にでもできます。

しかし、誰もしなかった、というのです。
マザー・テレサは、相手の立場に立ち、身寄りのないただ死を待つ人に愛の手を差し延べ、しばしの喜びと安らぎを与えました。
そして「死を待つ人々の家」を作り、そういう人に寄り添ったのです。
それは、己にプライドがある限り出来ません。
先ほどの所で、イエスは、弟子たちの足を洗うに先立って、「上着を脱いだ」とあります。
これは、己のプライドを捨てた、ということです。

「足を洗うなんて、召使いのする仕事だ」というプライドがある限り、足を洗うことは出来ません。
イエスは、まず上着を脱いだのです。
一方弟子たちは、この晩餐の席で、自分たちの中で誰が一番偉いか、と論じ合っていた、とあります。
弟子たちは、中々自分のプライドを捨てられない。いや、それどころか、自分以上に見せようとします。
マザー・テレサは、イエスから人に仕える、ということを学び、そしてそれを実行しました。
これは、思いやりの精神だと思います。彼女は、次のように言っています。

人間にとっていちばんひどい病気はだれからも必要とされていないと感じることです。
人は一切れのパンではなく、愛に、小さなほほえみに飢えているのです。
だれからも受け入れられず、だれからも愛されず、必要とされないという悲しみ。

これこそほんとうの飢えなのです。
そして、イエスが弟子たちの足を洗ったと言うことから学んで、このような人に仕えることを行ったのです。
私たちも、小さいことでいいと思います。人に仕えることをしたいと思います。

 

2017-11-29  中 学 校 高等学校 11月21日(火)放送礼拝メッセージ「愛とは」

11月21日(火)に、放送礼拝が実施されました。

コリントの信徒への手紙一13章4-13 「愛とは」
学院宗教主事 樋口進

皆さんにとって一番大事なものは何でしょうか。
勉強をして知識を身につけること、友達、趣味、部活、家族、お金、といろんなことがあると思います。
このコリントの信徒への手紙を書いたパウロというキリスト教の伝道者は、私たち人間にとってもっとも大事なのは、信仰と希望と愛である、と言っています。
これらは目に見えるものではありません。
そしてこれらは決してお金で買えるものではありません。
ですから、持とうと思えば、誰でももつことができます。
本当に大切なものは、お金で買えるものではないと思います。
そしてパウロは、その中でも最も大いなるものは愛である、と言っています。
8節には、「愛は決して滅びない。預言は廃れ、異言はやみ、知識は廃れよう」とあります。
ここに「知識は廃れよう」とあります。
これは日々実感するものです。
特に最近の科学技術の発達は目覚ましいものがあり、私たちが学生の頃には想像もしなかったようなものが次々と現れています。
パソコン一つにしても、皆さんはパソコンの使えない人は恐らくいないと思いますが、私たちが学生の頃は自分のコンピューターがもてるなどとは夢にも思ってもいませんでした。
今は、スマートフォンでいろんなことができます。
スマートというのは、「賢い」という意味ですが、まさにこれは賢いと思います。
こんなものを自分がもてるなどとは、少し前までは思いもしませんでした。
このように、新しい知識が次から次へと出て来ます。
知識を身につけるということはもちろん大切なことですが、せっかく身につけた知識もいつかは廃れるということもまた事実です。
私たちが学生の頃、最も新しく、最も便利だと思っていたものが、今やもうどこにも見ることができなくなったものがたくさんあります。
しかし、パウロは、人生を生きていく上で、廃れないもの、永遠のもの、本当に価値のあるものもある、と言います。
そして聖書は、その本当に価値のあるものを私たちに示してくれます。
しかし、実際のこの世の歩みにおいては、どれが永遠のものか、どれが本当に価値のあるものかは、目先のものにごまかされて分からないのです。
鏡に映すように、おぼろにしか見えないので、どれが本当のものかみ分けがつかないのです。
しかし、信仰によって、本当に価値のあるものに目が開かれていくのです。
私たちにとって、本当に価値のあるものは、やがて廃れてしまうのではなく、いつまでも残るものです。
「最も大切なものは何か」ということは、それぞれ違うと思いますが、それを探求することも皆さん方の課題だと思います。
そしてパウロはそれが信仰と希望と愛である、と言います。
その中でも最も大切な者は、愛だ、と言います。
それでは、パウロが考える愛とはどういう事でしょうか。

4-7節には、次のようにあります。

愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず、高ぶらない。  礼を失せず、自分の利益を求めず、いらだたず、恨みを抱かない。不義を喜ばず、真実を喜ぶ。すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてに耐える。

これを私と置き換えてみましょう。

私は忍耐強い。私は情け深い。ねたまない。私は自慢せず、高ぶらない。 礼を失せず、自分の利益を求めず、いらだたず、恨みを抱かない。不義を喜ばず、真実を喜ぶ。すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてに耐える。

そして、このようなことの一つでもできる人は、きっと素晴らしい人生を送ることができると思います。

 

2017-11-20  中 学 校 高等学校 神戸マラソンでの吹奏楽部合同演奏

11月19日(日)本校吹奏楽部が神戸マラソンにて合同演奏を行いました。

19日(日)に実施されました神戸マラソンにて、本校中学、高校生徒がゴールランナーを音楽で応援してきました

今回は、神戸学院大学・付属中学校・高等学校、兵庫医療大学の皆さんと合同演奏ということで、最初は緊張気味でしたが、元気に演奏していました。

 

2017-11-15  中 学 校 高等学校 11月3日(金)文化祭が行われました。

11月3日(金)に夙川学院の文化祭が行われました。

昨年度に引き続き、高校3年生が文化祭入場アーチと、看板を作成してくれました。

◇模擬店◇

高校2,3年生による模擬店です。真剣に来場者の方に声をかけていました。

◇ステージ発表◇

吹奏楽部、高校1年蘭組、軽音楽部、ダンス部(写真)、その他たくさんの文化部による発表で盛り上がりました。

◇作品展示◇

中学生、高校3年美術科による作品展示です。

約800人の方が来場してくださいました。たくさんのご来場ありがとうございました。

 

2017-11-14  中 学 校 高等学校 11月14日(火)収穫感謝礼拝が行われました。

 11月14日(火)に、アリーナにて収穫感謝礼拝が行われました。
 
 

今回の特別礼拝は、日本基督教団 神戸イエス団教会の牧師をされている上内鏡子先生をお招きしました。上内先生は学生時代に、フィリピン人の出稼ぎ女性を通して、キリスト教に出会われました。
1992-2002年まで、フィリピン合同教会で宣教師として働かれ、今現在、神戸イエス団教会の牧師として働かれています。

 本日は「絵本にかける思い」という題で、メッセージをいただきました。
今日紹介された絵本は、ボンペレスさんと松井友さんが共同で書かれた『サダムと世界一大きなワニ』です。皆でワニからサダムと水牛を助ける最後の場面では、皆の力を合わせて、困難を乗り越えていく姿が描かれており、力を合わせれば何でもできるということを教わりました。

この絵本は、これからの未来を担っていく日本とフィリピンの子どもたちのために作られた絵本です。
平和な世界を創っていく者として、私たちは互いに助け合う姿勢を持ち続けたいです。

上内先生、このたびはお忙しい中、本校にお越しいただき、ありがとうございました。  

礼拝の後には、生徒自治会の生徒たちが、果物をそれぞれ自分たちで分けて、日頃お世話になっている学校内・近隣の施設、そして先生たちに配りに行きました。
 
  
  皆さん、果物の持ち寄り、ありがとうございました。

 

 

2017-11-13  中 学 校 高等学校 11月7日(火)放送礼拝メッセージ「求めなさい」

11月7日(火)に、放送礼拝が実施されました。


マタイによる福音書7章7-12節 「求めなさい」
学院宗教主事 樋口進

私たちにとって、探求心というのは、非常に大事だと思います。
今読んでいただいたマタイによる福音書7章7節には、「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。」とありました。

これは非常によく知られている言葉ではないでしょうか。
キリスト教を知らない人でも、この言葉を知っている、と言う人も多いのではないでしょうか。
この聖書のことばは、音楽室の前の階段の所の壁に習字で書かれた額があります。
是非見ておいて下さい。
これは、一生懸命探求すれば必ず与えられるというふうに解釈されて、多くの人の心に留められているのではないでしょうか。
ここでイエスは、単なる処世訓を言っているのでありませんが、しかし私たちが神に一生懸命求めるならば、神は必ずそれを与えて下さる、ということを言っているのです。

それでは、私たちはどんなことを求めても神は与えて下さるのでしょうか。
例えば、自分の嫌いな人が不幸になることを求めても、神はそれに答えてくれるのでしょうか。
恐らくそんな自己中心的な求めには答えてくれないでしょう。
「求める」という場合、自分のことだけを求めるなら、それは自己中心的になり、他の人を苦しめるという結果になりかねません。
そこで、イエスは、相手の立場に立って考えるべきだとして、12節に於いて、次のように言われました。
「だ
から、人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。」

宮沢賢治は、「世界全体が幸福にならないうちは、個人の幸福はありえない」と言いました。
自分の幸福が他の人を不幸にしているということがよくあります。
戦争なんかはそうでしょう。
こちらが勝利すれば、相手は不幸になっている訳です。
自分が何かを求める時、他の人も同じ求めをもっている、と言うことです。
イエスが教えた「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい」という言葉は、一般に「黄金律」と言われています。
その名の通り、最も高い人間の倫理でしょう。
もしすべての人がこれをすることが出来れば、世の中は幸福になると思います。
これと同じような教えは他の宗教にもあります。
例えば、孔子は論語の中で、「己の欲せざるところは、人に施すなかれ」と教えました。
これは、儒教の教えとして、日本人にも深く浸透しているのではないでしょうか。
親が子によく言うことは、「とにかく、人に迷惑をかけないように」と言うことではないでしょうか。
ユダヤ教のタルムードに於いてもこの論語の言葉とよく似たものがあります。
「あなたの望まぬこととを、あなたの隣人に対してしてはならない。これが法のすべてである」という言葉です。
いずれも、自分にとって嫌なことを他人にしてはならない、という教えです。
これは重要なことであり、人間が社会生活を営んでいく時には守らねばならない基本的なことでしょう。

しかし、イエスの教えた黄金律は、これと少し違います。
すなわち、自分にとって嫌なことを他人にするなというのは、少し消極的な態度です。
他人に迷惑にならないように、当たり障りのない生き方をする、ということになります。
これに対してイエスの「人にしてもらいたいことは、人にもしなさい」というのは積極的な態度です。
しかし、それは中々困難なことです。
イエスの姿勢は、人に求める前に、自らがその人になしていく、というものです。
もし、人に信用されたいと思うなら、自分がまずその人を信用することです。
相手を心の底から信用していないのに、どうして相手から信用されるでしょうか。
もし、友達に愛されたいと思うなら、まず自分が本当にその友達を愛していくことです。
人の尊重されたいと思うなら、自分がまずその人を尊重することです。
イエスはまさにこれを行われたのです。
しかし、私たちには、中々そのことは難しいのです。
どうしても、自分中心的な求めになりがちです。

そこで7節にかえって、「求めよ」というのは、この黄金律に従うことの出来るようなあり方を求めよ、ということではないでしょうか。
私たちのいろんなことを求める探求心は、非常に重要ですが、それが自分だけのものとなるのでなく、他の人のことも考える心を持ちたいと思います。

 

2017-11-08  中 学 校 高等学校 11/25(土)学校説明会

高校:10:00~11:30(予定)
中学:14:00~15:30(予定)

場所 本校にて

申込み不要

送迎バス運行  ポートライナー「みなとじま駅」発

9:00 ・ 9:15 ・ 9:30 ・ 9:45

送迎バス運行  三宮発

9:00 ・ 9:15 ・ 9:30 ・ 9:45

皆様のお越しをお待ちしております!!